説明
ホームサイスモ(HomeSeismo)HS302Pは、(財)気象業務支援センター(気象庁)よりホームサイスモデータセンターが緊急地震速報の配信を受信し、その情報をもとにホームサイスモ端末に情報が送られ、端末内で地震到達時間や予測震度計算を行い、必要に応じて音声や接点で地震をお知らせします。直下地震対応。「グラッ」をもっと早く伝えます。
HS302P本体価格:オープン
※ 緊急地震速報を受信するには、別途サービス料金が必要です。
※ 本体価格には、設定、設置、工事費用、回線費用等は含みません。
※ 設定や設置を依頼する場合には、別途費用がかかります。
サービス料金:ベーシックプラン ¥36,000円(年額・税別)1ヶ月あたり3,000円・税別
※ ホームサイスモサービス料金は年額前払いです。
※ 新規ユーザ登録を行った日がサービス開始日となります。
特長と概要
ホームサイスモは、他の製品にはない地震計を内蔵しており、内蔵した地震計でP波(初期微動)を検知し、直下地震にも対応※ します。 地震発生に対してP波検知と、気象庁の緊急地震速報(予報)の2ルートを持っているため、より早く、より確実に地震の発生を警告し、地震災害を軽減できます。
※ 震源に近い地域では、緊急地震速報が間に合わないとされています。(気象庁「緊急地震速報の限界」より)
地震波と生活ノイズの切り分け
ホームサイスモの内蔵地震計は、地震波と生活ノイズ(地震波以外の振動)の区別が可能なため、不要な発報を防ぐことができます。 緊急地震速報の受信端末であるホームサイスモは生活する場所に設置されるため、ドアの開け閉め等の生活ノイズが混入します。
地震計の地震動判定アルゴリズムは、独立行政法人防災科学技術研究所 と エイツー社が共同開発したもので、地震動と生活ノイズを高精度で識別します。 さらにホームサイスモに内蔵されたDSP演算処理がノイズ識別の高速処理を実現しています。
複数P波検知
内蔵した地震計で端末が揺れを検知すると、ホームサイスモデータセンターに揺れが通知されます。ホームサイスモデータセンターでは、都市部を中心に全国各地に設置されている複数のホームサイスモの揺れ通知をもとに地震(P波)なのか生活ノイズなのかを判定します。
地震(P波)と判定された場合は、揺れを通知してきた端末へ、その揺れが地震(P波)であることを返信します。
ホームサイスモがたくさん設置されると、さらに早く正確な地震情報を利用者と共有できます。
音声ガイダンス
ホームサイスモでは、内蔵地震計機能を有効としている場合、ガイダンスは緊急地震速報と内蔵地震計でのP波検知の、より早く検知・受信した方を採用します。
緊急地震速報の方が早く受信した場合(主に震源地が遠い場合)、緊急地震速報のガイダンスが流れ、内蔵地震計のP波検知は無視されます。
ガイダンスは、気象庁からの「高度利用者向け緊急地震速報のデータ(予報)」を使用し、「高度利用者向けガイダンス」と「一般向けガイダンス」の2種類の音声ガイダンスを標準で用意しています。
チャイム音についても、NHKチャイム音、REICチャイム音の2種類を標準で用意しています。
概略図
館内放送との連動
ホームサイスモは、館内放送との連動が可能です。接点出力により、放送機器の起動/終了の制御、また「放送開始遅延時間」の設定により、放送機器の起動時間分ガイダンスを遅延させ、ガイダンスの頭切れをなくすことが可能です。夜間に緊急地震速報が放送されないように設定することもできます。
※ホームサイスモと館内放送との接続工事については別途お見積が必要です。
避難訓練/気象庁訓練法
緊急地震速報は、導入しただけでは即減災にはつながりません。
事前の対策を行っていなければ、むしろ緊急地震速報を聞いた人たちが慌てて避難するなどのパニックにより被害が大きくなることも考えられます。
事前の対策、定期的な訓練を実施することが重要です。 ホームサイスモは、震度や猶予時間を設定して、様々なパターンの避難訓練が可能です。
気象庁が配信する訓練報にも対応しています。
ホームサイスモ(HomeSeismo)データセンター
- ・サーバ及びネットワーク設備は2重構成
- ・ビル全体は免震構造(震度7相当に対応)、ラック本体は架台へ固定
- ・ビル及びデータセンター設備は、建築法と消防法に則り施工
- ・2系統異変電所受電及び非常用自家発電施設
- ・警備員常時2名体制(24時間365日警備)
- ・7重セキュリティ対策
- ・システム24時間365日監視
主な仕様
製品名 | ホームサイスモ(HomeSeismo) HS302P |
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特長 | 地震計内蔵 緊急地震速報受信端末 |
本体寸法/重量 | 236(W)×198(D)×33(H)mm 突起部含まず / 約1.0kg |
消費電力 | 100V 50/60Hz 15W |
外部表示 | 2色LED 2個 |
インターフェース | 無電圧メイク接点出力(C.OUT)×3 電源出力DC5V 常時(DC5V)×1 電源出力DC12V 制御可(RLY)×1 スピーカ出力(SPK)×1 LINE音声出力(LINE)×1 試験放送用スイッチ(SW)×1 RJ-45×1 10BASE-T/100BASE-TX(自動MDI/MDI-X切替機能あり) |
システム設定方法 | Webブラウザ経由 |
付属品 | 取扱説明書 LANストレートケーブル 動作確認用スピーカ |
製造元・配信事業者 株式会社エイツー 気象庁地震動予報業務許可番号 許可第98号 緊急地震速報利用者協議会 会員
■ご注意
※本装置は通報を目的とするものであり、救助を約束するものではありませんので本装置を設置後、万一事故や損害が発生しても責任を負いかねますので予めご了承下さい。
※使用回線、回線状況によって通信できない場合があります。
※接続する機器によっては、別途電源等が必要になる場合があります。
※本製品に接続する機器につきましては予め動作確認が必要です。
※改良の為、予告無く変更する場合があります。